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SYUTO Press
2013.08.22

SYUTO Press Vol.05「テレビ東京経済番組 L4 you Plus」で紹介されました

SYUTO Pressも第5回目となりますが、Vol.04でご紹介した嵌合(かんごう)調整につきまして、8月22日放送のテレビ東京経済番組 L4 you Plus(エルフォーユー・プラス)の特集コーナー「ヤマトの匠」で「0.01ミリ(100分の1ミリ)を削る町工場の技」というタイトルでご紹介をいただきました。

番組で紹介されましたデッサン用の人形(S.F.B.T-3)はこちらとなります。

S.F.B.T-3

手足の指はもちろん、まぶたも稼働します。全身約80ヶ所が可動し、胸部、腹部、肩の上下、腕のねじれなども再現可能なため、およそ人間がとれるポーズのほとんどを再現できるフィギュアです。弊社では、設計、金型製作、パーツ製作、そして先月ご紹介した嵌合調整を担当しています。

こちらの製品はデッサン用として、あるいはホビー用にと様々な用途に使われています。

S.F.B.T-3_02

こちらは、放送でもありましたピースサインを再現していますが、指の関節部分の直径が0.8ミリと非常に小さいため、機械ではどうしても精度の関係から、ゆるみがでてしまいます。

このゆるみを弊社熟練の技術者が、独自のヤスリや超音波の研磨機を使い、長年培った手に伝わる感覚で100分の1ミリを削り調整し金型を製作いたしました。

先月のVol.04 、そして放送でもありましたが、100分の1ミリとはマジックを塗り、そのマジックのインク部分だけ削ると100分の1ミリとなります。

この嵌合調整をすることで、ゆるみがなくなるだけではなく、何度抜き差しをしても問題ない丈夫な製品となります。

放送では弊社の熟練の技術者が紹介されましたが、若手の育成も現在しており技術の継承とさらなる生産体制を整えることで、お客様のご要望にお応えできる体制を構築しています。

今回ご紹介されました製品はMフィールド様で取り扱っています。商品名は「S.F.B.T-3」となります。様々なポーズの写真が掲載されていますので、ぜひともご覧ください。

弊社では、この嵌合調整を今回のMフィールド様の「S.F.B.T-3」ではもちろんのこと、様々なプラモデル金型で実施しています。ご興味ございましたら、ぜひとも「手仕上げ」のページも合わせてご覧いただければ幸いです。