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SYUTO Press
2015.01.12

SYUTO Press Vol.16 ものづくり補助金でCAM-TOOLを導入いたしました。

今回は、弊社で「ものづくり補助金」に申請・認可を受け、試作用として導入した「CAM-TOOL(キャムツール)」についてご紹介します!
CAM-TOOL操作01

CAM-TOOLは金型加工や部品加工では広く使われているソフトです。マシニングセンタに型を削る順序をすべて手作業のように指示ができます。

今までは金型における製品の表面部はほぼ100%放電加工でした。
しかし、CAM-TOOLを導入したことで形彫り放電加工を減らし、直彫り切削加工を多用することを目指します。

しかし、CAM-TOOLを導入したことで形彫り放電加工ではなく、直彫り切削加工が可能になりました。

端的に申しますと精密な加工がマシニングセンタにより可能になったことで、職人による最終加工の時間が短くなり工数が短縮されますので、より多くのお客様のニーズにお答えができる態勢が構築できるようになる予定です。

現在、これからの本番での業務でも使えるように、ツールに慣れるための試作段階を繰り返しているところです。
CAM-TOOL操作02

こちらの写真のようにCAM-TOOLで設計している画面を拡大しますと一本一本のラインで構成されています。このライン通りにマシニングセンタが削っていきます。また、場所により角度、深さなど設定できますのでオペレーターの技量が非常に重要となります。

 

弊社ではオペレーターとして以前のSYUTO Press ご紹介させていただきました猪鼻君が担当しています。猪鼻君は昨年の第6回学生金型グランプリ(インターモールド2014)で全国大会に出場し、優秀な成績を収めています。大学校でもそうですが、現場でもCADの技術とともに金型加工の技術を磨いております。そこで、今回オペレーターに抜擢いたしました。

このCAM-TOOLは決して安いものではありませんので、これが本番で活かせられるかどうかは、猪鼻君の腕の上達にかかっています。期待していますよ!!(笑)

弊社ではプラモデルの金型はもちろん、プラモデル製作の技術を応用した、ほかのジャンルでの製品の企画、設計、金型製作、成形まで積極的にチャレンジしていきたいと考えております。

ご興味ある方はこちらまでお気軽にお問い合わせください。